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初心者におすすめの育てやすく強い多肉植物15選!

多肉植物は初心者に難しい?


多肉植物の栽培は難しいのでしょうか?

実は種類によってとても難しいものから普通程度のもの、とても簡単なものまで様々な種類があります。とても難しいものは、水やりのコツや環境の調節が難しく上級者でも枯らしてしまいがちです。とても簡単なものは、放置して置いても勝手に育ってくれるので、普通の植物より簡単なものもあります。

そこでこのページでは初心者におすすめの育てやすい種類を15個紹介します。それぞれ成長速度と育てやすさを4段階で表示し、耐寒性・耐暑性を3段階で評価しています。

※4段階評価の目安
耐寒性:強い・中・弱い
耐暑性:強い・中・弱い
育てやすい–普通–やや難しい–難しい
成長が早い–普通–遅い–とても遅い

その下でその多肉植物の特徴を解説し、栽培のポイントを紹介しています。

またこのページは多肉植物超初心者を対象にしているため、種類が限られており偏っています。たとえばメセン類は1種類も挙げられていません。あらかじめご了承ください。

多肉植物おすすめ15選

朧月(オボロヅキ)

朧月の紅葉(2月)
朧月(オボロヅキ)
種類 グラプトペタルム属
育てやすさ 育てやすさ:育てやすい
耐寒性:強い
耐暑性:強い
成長速度:早い
特徴 多肉植物の代表種ともいえるグラプトペタルム属の朧月(オボロヅキ)、耐寒性と耐暑性共に強く育てやすい種類です。日本に古くから導入されたこともあり、様々な地域に普及しており、民家の軒下などで見かけることが多いです。夏は緑色に戻りますが、秋から冬にかけては薄いピンク色に染まり美しく紅葉します。繁殖力が強く切った茎や葉っぱ1枚から株を増やせるので、栽培の楽しみも広がります。
失敗しやすい点 水やりのしすぎ、日光不足
育て方のポイント 多肉植物なので水のやり過ぎに注意します。一番水が必要な時でも1週間に1回程度以上与えず、冬などは1ヶ月に1回程度です。また太陽が好きなので良く日に当てることが大切です。朧月は多肉植物の栽培を始めて間もないころから育てることが多いですが、水やりのしすぎに気をつけ日照時間の確保を心がければ枯れる心配はありません。寒さには強いものの、最低気温が0℃以下になる場合は室内に入れましょう。
詳細解説 朧月(おぼろづき)の育て方

ブロンズ姫

ブロンズ姫
ブロンズ姫
種類 グラプトペタルム属
育てやすさ 育てやすさ:育てやすい
耐寒性:強い
耐暑性:強い
成長速度:早い
特徴 朧月と並んで育てやすい多肉植物の代表種です。実は朧月のかけ合わせで生まれたのがブロンズ姫で、特徴も育て方もよく似ています。多肉植物の中でも特によく出回っている種類で、育てやすさの秘密は成長スピードの速さと、少々育て方を間違えてしまっても枯れない強さです。気温が低くなると茶色(銅色)に美しくなるのでぜひ育ててみてください。
失敗しやすい点 水やりのしすぎ、日光不足
育て方のポイント 朧月とほとんど同じと考えてよく、失敗しやすい点も水やりのしすぎと日光不足です。まず1週間に1回以上水やりをしないようにします。冬など季節によっては1ヶ月水やりしなくても大丈夫です。もう一つは日光不足で、室内に長く置きっ放したりせず、いつも日の当たるところに置くのが基本です。寒さには強いですが、マイナスの予報が出たら室内に入れましょう。
詳細解説 ブロンズ姫・シュウレイの育て方

黒法師

黒法師
黒法師(クロホウシ) 別名:サンシモン
種類 アエオニウム属
育てやすさ 育てやすさ:育てやすい
耐寒性:中
耐暑性:中
成長速度:普通
特徴 サンシモンの別名で知られる黒法師(クロホウシ)も、丈夫で初心者でも育てやすい多肉植物です。黒法師は葉が薄く一見多肉植物に見えませんが、しっかり保水性を持っています。黒法師は日に良く当てると葉が黒く美しくなり、日光不足になると緑がかってきます。水分が足りないと葉がしおれたり、日照が足りないと緑になるなど、コンディションが分かりやすい多肉植物です。
失敗しやすい点 水のやり過ぎ、冬の寒さ
育て方のポイント 薄い葉でも多肉質のため、水のやり過ぎに気をつけます。生長している時期でも10日に1回程度の水やりでOKです。夏の暑い時期は生育が止まりますので、水やりはほとんどしません。もう一つの注意点は冬の寒さです。零度で枯れる心配があるので、3℃以下になったら室内に入れましょう。
詳細解説 黒法師(サンシモン)の育て方

金のなる木

金のなる木
金のなる木
種類 クラッスラ属
育てやすさ 育てやすさ:育てやすい
耐寒性:弱い
耐暑性:中
成長速度:普通
特徴 縁起がよいとされる「お金のなる木」も実は多肉植物です。金のなる木は種類が色々あり、花の咲くものや斑入りのもの、ミニサイズのものなどがあります。ここでは丈夫で初心者でも育てやすい元祖、金のなる木を紹介します。成長スピードはゆっくりですが、少しずつ木のようになり、最大50cmもの低木になります。斑入り種は育て方が少し難しいですが、通常のカネノナルキは初心者でも育てやすく強い種類です。
失敗しやすい点 水のやり過ぎ、冬の寒さ
育て方のポイント 一つ目の注意ポイントは水のやり過ぎです。園芸店などで普通に売られているので毎日水をやってしまいがちですが、10日に1回の水やりで充分です。やり過ぎると根腐れするので気をつけましょう。もう一つは冬の寒さです。冬の寒さに弱い代表種でもあり、0℃を切ると葉がとろっとなって枯れてしまうので、できれば5℃以下になったら室内の日の当たる所に移動させましょう。
詳細解説 金のなる木・黄金花月の育て方

虹の玉(ニジノタマ)

虹の玉
虹の玉(ニジノタマ)
種類 セダム属
育てやすさ 育てやすさ:育てやすい
耐寒性:強い
耐暑性:強い
成長速度:早い
特徴 初心者に人気のあるセダム属の中でも代表種なのが虹の玉。夏の暑さ、冬の寒さ共に強く成長速度が速くてよく増え、まさに初心者におすすめな多肉植物です。写真は赤色に染まっていますが、これは冬に紅葉している姿で、夏は真緑色をしており、同じ種類と思えないような変わりぶりです。ぜひ虹の玉で多肉植物の紅葉の美しさを体感してみてください。
失敗しやすい点 水のやり過ぎ、日光不足
育て方のポイント 育て方のコツは、水やりのしすぎに注意することと日光不足にならないようにすることです。普通の植物を育てていると毎日水をやるのが当たり前ですが、虹の玉は週に1回で充分です。与えすぎると根腐れして枯れてしまうことがあります。また日光不足になると葉と葉の間隔がのびてヒョロヒョロになる、徒長を起こすので一年を通してよく日に当てて育てましょう。
詳細解説 セダム「虹の玉・オーロラ・乙女心」の育て方

火祭り

火祭り
火祭り(ヒマツリ)
種類 クラッスラ属
育てやすさ 育てやすさ:育てやすい
耐寒性:強い
耐暑性:強い
成長速度:早い
特徴 クラッスラ属の代表種ともいえる火祭りは、育てやすく初心者向きの多肉植物の一つです。ポイントは早く育つ、夏にも冬にも比較的強い、秋になるとオレンジ~赤色に紅葉して美しい、花も咲かせやすいという所でしょうか。少し育て方を間違えても簡単には枯れないので、初心者の方がクラッスラ属を育てるなら、お金のなる木か火祭りをおすすめします。
失敗しやすい点 水のやり過ぎ、日光不足
育て方のポイント 他の多肉植物と同じように水やりのしすぎに注意が必要で、夏に一番土が乾くときでも1週間に一度で問題ありません。また雨ざらしにすると病気になりやすいので、雨のかからない軒下などで育てましょう。日光不足にすると茎が無駄に長く伸びてしまうので、一年を通して日当たりの良い所に置きましょう。日に当てると強く紅葉させることができます。
詳細解説 火祭り・赤鬼城・もみじ祭の育て方

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月兎耳(ツキトジ)

月兎耳
月兎耳(ツキトジ)
種類 カランコエ属
育てやすさ 育てやすさ:育てやすい
耐寒性:弱い
耐暑性:強い
成長速度:普通
特徴 月兎耳はカランコエ属の多肉植物の代表種です。うさぎというと弱々しい印象を受けますが、月兎耳は幹ががっしりしており生えている毛も力強いです。初心者でも育てやすい種類で丈夫な性質を持ち、成長速度もまあまあ早いです。初めてカランコエ属の多肉植物を育てるなら月兎耳や胡蝶の舞がおすすめです。また詳細解説で紹介しているの福兎耳はやや性質が弱いので、初めての場合は月兎耳をおすすめします。
失敗しやすい点 冬の寒さ、水のやりすぎ
育て方のポイント まず一番にカランコエ属は夏の植物なので、冬の寒さに大変弱いです。0℃以下になると溶けて枯れてしまうため、必ず3℃以下になったら室内に入れます。ですができれば冬の間5℃以上を保った方が、株が傷まなくて済みます。そのため暖地でも月兎耳は冬に室内に入れないといけません。また水やりのしすぎに気をつけ、夏でも1週間に1回以上は与えないようにします。また年中しっかり日に当てて育てましょう。
詳細解説 月兎耳(ツキトジ)・福兎耳の育て方

胡蝶の舞(コチョウノマイ)

胡蝶の舞
胡蝶の舞(コチョウノマイ)
種類 カランコエ属
育てやすさ 育てやすさ:育てやすい
耐寒性:弱い
耐暑性:強い
成長速度:早い
特徴 胡蝶の舞も月兎耳と並んでカランコエ属の代表種です。とても育てやすく、生長が速くて根付きやすいので、多肉初心者に最適な種類です。胡蝶の舞は斑入り種もありますが、日差しの管理がやや難しいので、最初は通常の胡蝶の舞がおすすめです。胡蝶の舞は一見すると葉っぱだけで面白みがないように感じられますが、冬には赤いベルのような花を咲かせます。このつぼみを付けるのにコツがいるので、1年目に花を咲かせるのを目標にするものよいと思います。
失敗しやすい点 冬の寒さ
育て方のポイント カランコエ属の胡蝶の舞は、月兎耳と同じく寒さに弱い特徴を持ちます。0℃以下でとろっと溶けるように枯れるので、冬は5℃を下回らないように室内に移動させましょう。胡蝶の舞は珍しく水やりがやや多すぎても根腐れしにくい強さを持ちます。水はけのよい土なら雨ざらしにもできますが、最初のうちは軒下で育てるほうが安全です。
詳細解説 胡蝶の舞・胡蝶の舞錦・マルニエリアナの育て方

七福神(シチフクジン)

七福神
七福神(シチフクジン)
種類 エケベリア属
育てやすさ 育てやすさ:育てやすい
耐寒性:強い
耐暑性:強い
成長速度:普通
特徴 とうとうエケベリアの登場です。エケベリアは様々な種類がありますが、丈夫で育てやすく初心者におすすめなのが七福神です。七福神は家の軒先などに時々生えてていることがありますが、少量であれば雨ざらしに耐え、夏の暑さや冬の寒さにも強いです。七福神は他のエケベリアのように冬に紅葉せず緑のままです。ですが長く育てていると子株を出して群生し、その姿は立派です。ぜひトライしてみてください。
失敗しやすい点 水のやり過ぎ、日光不足
育て方のポイント 肉厚のエケベリアは、かなりの水不足に耐えますが水やりのしすぎには弱いです。七福神はそれほど根腐れしやすい種類ではなく少々雨ざらしにしても大丈夫ですが、やはり多肉植物なので毎日水をやっていると根腐れしてしまいます。目安としては1週間に1回以上は与えないようにしましょう。また日光不足だと軟弱な株に育ち葉がのっぺりと開き、見た目も悪くなってしまいます。7・8月以外は一日直射日光に当てて日光不足にならないようにしましょう。
詳細解説 エケベリア属(Echeveria)の特徴と種類・育て方

白牡丹(ハクボタン)

白牡丹
白牡丹(ハクボタン)
種類 グラプトベリア属
育てやすさ 育てやすさ:育てやすい
耐寒性:強い
耐暑性:強い
成長速度:普通
特徴 白牡丹はエケベリア属とグラプトペタルム属をかけ合わせた種類です。それぞれの特徴を引き継いでおり、耐寒性・耐暑性共に強く育てやすく丈夫な種類です。バラのような形(ロゼット状)に葉をつけるため、見た目は白い薔薇のような印象を受けます。白牡丹も初心者におすすめな多肉植物の一つです。
失敗しやすい点 水のやりすぎ、日光不足
育て方のポイント 肉厚の葉にたくさんの水分をため込んでいるので、水のやり過ぎに注意しましょう。水やりは最も多くても週に1回以下にします。1ヶ月ほど水を与えなくても全然問題ないくらいです。また日光不足にならないよう、よく日に当てて育てましょう。写真は夏の様子ですが、年中しっかり日に当てて育てると秋から冬にかけて、白くきゅっとしまった姿を楽しめます。
詳細解説

月美人(星美人)

月美人
月美人(星美人)
種類 パキフィツム属
育てやすさ 育てやすさ:育てやすい
耐寒性:中
耐暑性:中
成長速度:やや遅い
特徴 初心者に人気があり、また育てやすくておすすめなのが月美人(星美人と同義)です。パキフィツム属はエケベリアに比べると耐寒性・耐暑性がやや劣りますが、それでもカランコエなどと比べるとずっと取り扱いやすい種類です。そのままでもきれいですが、秋冬に紅葉して紫がかってくるとますます美しくなります。花も楽しめます。粉は再生しないので手で触らないようにしましょう。
失敗しやすい点 水のやり過ぎ、夏の暑さ
育て方のポイント むっちりした葉にたくさんの水分をため込むので、頻繁な水やりは不要です。多い時でも1週間に1回以下にします。1ヶ月水をやらなくても枯れない保水力なのでくれぐれも根腐れに気をつけましょう。また夏に非常に高温にさらされると葉がパリっと割れてしまうことがあります。そのため夏に暑さはやや苦手です。
詳細解説 月美人・星美人の育て方

十二の巻(ジュウニノマキ)

ハオルシア 十二の巻
十二の巻(ジュウニノマキ)
種類 ハオルチオプシス属(旧ハオルチア属)
育てやすさ 育てやすさ:普通
耐寒性:弱い
耐暑性:中
成長速度:普通
特徴 ハオルチア属の代表種である十二の巻は硬い葉を持つ硬葉系の種類です。みずみずしい窓を持つタイプも美しくて良いのですが、やや育てるのが難しいので、ハオルチアが初めての方にはこちらのほうが育てやすいかと思います。株が充実してくると脇から子株を出します。ハオルチアの中ではわりと扱いやすいほうなので、ぜひ挑戦してみてください。
失敗しやすい点 強い日光、冬の寒さ
育て方のポイント ハオルシアはもともと茂みなどに隠れて生息しているので、日本の強い日差しが苦手です。夏はもちろんのこと、春秋も日よけをして育てる必要があります。また寒さにやや弱く、冬は3℃以下にしないように室内に入れましょう。また、風通しの良いところが好きなので、冬以外は戸外に出して栽培することも大切です。根腐れ防止のために週に1回以上、水を与えないようにしましょう。
詳細解説

ルビーネックレス(紫月)

ルビーネックレス・紫月(紅葉・花あり)
ルビーネックレス(紫月)
種類 オトンナ属
育てやすさ 育てやすさ:育てやすい
耐寒性:中
耐暑性:強い
成長速度:速い
特徴 ルビーネックレス(紫月)はホームセンターなどでもよくみかける種類で、多肉植物初心者でもとても育てやすい多肉植物です。放置していると自然とふさふさ生えてくるくらい繁殖力も強いです。そんな紫月は夏は緑ですが、名前の通り秋冬になると紅葉してきれいな紫色に染まります。初めて多肉植物の「紅葉」を体験する機会になるかもしれません。秋には黄色い花も楽しめます。
失敗しやすい点 日光不足、水やりのしすぎ
育て方のポイント ルビーネックレスをきれいに紅葉させるためには、真夏以外しっかり日に当てることが大切です。日に当たらない部分は緑のままになるので、しっかり日光浴させましょう。また太い葉に水を溜め込むので、水のやり過ぎには気をつけ、1週間に1回以上与えないようにしましょう。また増やすときは春か秋に挿し木を行います。
詳細解説 ルビーネックレス(紫月)の特徴と育て方

花キリン

花キリン
花キリン
種類 ユーフォルビア属
育てやすさ 育てやすさ:育てやすい
耐寒性:弱い
耐暑性:強い
成長速度:やや遅い
特徴 ユーフォルビアの中では身近な種類ですが、多肉植物と聞いて驚かれた方もいると思います。棘を持ちますがサボテンではなく、独特な形の花を咲かせる多肉植物です。夏は雨ざらしにもできるくらい強くユーフォルビアの中ではとても育てやすい種類で、多肉植物初心者におすすめです。
失敗しやすい点 冬の寒さ、水のやり過ぎ
育て方のポイント ユーフォルビア属である花キリンは、冬の寒さが苦手です。5℃を切ると株を傷める心配があるので、室内の窓辺に移動させるようにします。0℃以下で枯れる恐れがあります。また多肉植物なので水のやり過ぎに注意が必要です。夏は5日に1回程度ですが、冬は月1回程度にしましょう。
詳細解説 花キリン(ハナキリン)の育て方

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